DEVELOPERS BLOGデベロッパーズブログ

  1. HOME > 
  2. 伊藤 晋之のデベロッパーズブログ > 
  3. 「Webディレクターとしてのアイデア思考法」に参加して

伊藤 晋之のデベロッパーズブログ

伊藤 晋之

2012/10/29

「Webディレクターとしてのアイデア思考法」に参加して

 

初めまして!パルムゲートでディレクターをしております、伊藤です。

主にクライアント様とのやり取りやサイトの設計を担当させていただきますが、案件によってはデザイン・web化(コーディング)・動きのプログラムの制御(javascript組み込み及びカスタマイズ)及びFlashの組み込み(簡単なやつ)など諸々担当させていただいております。

今回はディレクターとしての立場で一番重要なクライアント様との関わり方やアイデアの出し方について、先日参加いたしましたセミナー「Webディレクターとしてのアイデア思考法」についての感想などを書いていきます。

セミナーの概要ですが、2012年10月26日(金)19:00~ 場所は最近名古屋駅界隈にオープンしたばかりの話題のコワーキングスペース「basecamp NAGOYA -ベースキャンプ名古屋-」さん にて行われ、講師として 株式会社サービシンク 名村 晋治さん を迎えての約2時間、30名弱の規模で開催されました。

問題解決の為のメソッド

そもそも、ホームページの制作を何故クライアント様から依頼をされるのかと言えば、そこにはある種の問題があるためです。

  • ・会社・お店の顔としてホームページ立ち上げたい!
  • ・既存サイトをリニューアルして今より反響を上げたい!
  • ・ホームページを通じてビジネスを立ち上げて売り上げを上げたい!

などなど。

その際に問題がどこにあるのかを先ず検討する必要があります。そして、問題には「表層の問題」「真の問題」とがあり「表層の問題」にとらわれていては、「真の問題」が解決されない。つまり同じような問題が繰り返し起こると言うことです。

これをホームページ制作に置き換えると、

「今運用しているホームページは一昔前に作ったもので見た目的にもパッとせずお客さんからも反響が来ないから、今流行っているようなカッコいいやつにして派手にしたい!TwitterやFacebookなんかもやりたいからボタンを付けたい!」

っといった内容のリニューアル案件があるとします。
これは、極端な例ではなくもしかしたら割りと馴染みのあるような内容かもしれませんが、この際先ず考えられるのは、はたして一昔前に作ったホームページだから反響がないのかといった点にあるかと思われます。

一昔前に作ったホームページでも着実に反響のあるホームページはいくつもあります。有名な所で言うと 阿部寛さん のホームページがいい例ではないでしょうか。
一目見ただけでも、いかにも昔のつくりだと感じてしまいますが掲載されている情報は新鮮です。つまり、管理人さんはしっかりとメンテナンスをしているという事ですね。情報が新鮮だからファンの方は再度訪れて近況を知ることが出来ます。昔から変わっていないことがまたいいのかも知れません。それはどうか解りませんが、ファンの要件は満たしているかと思われます。

つまりリニューアルをする事によって、ホームページの見た目は時代にマッチしたものになりますが結局メンテナンスを怠ってしまうと、また数年後には反響のないホームページだからリニューアルしたいという同じ問題が起こりうる可能性は充分考えられます。

これを解決するには、ホームページのリニューアルよりは運用方法についての徹底したレクチャーをする事が一番の問題解決になるのかもしれません。

ここで言う「表層の問題」は、古くなったホームページ・反響のないホームページにあたりますが「真の問題」は運用方法にあると言えます。

アイデアを出す為の訓練

問題を解決する為のアイデアを出す様々なテクニックとして、

など、ご紹介いただきました。

ただ、アイデアは訓練する事によって引き出しを多く持つことが出来るとのお話しもしていただき常日頃から興味関心の目を持って物事を見て、「なんでやねん!」っと突っ込みを入れる気持ちが大事だとおっしゃってました。

例題として、

  • ・ペットボトルの容器にあるくぼみは何故あるのか?
  • ・炭酸飲料のペットボトルの口の部分のスリットは何故あるのか?
  • ・自動販売機のコインの投入口の縦型と横型の違いはなぜ?

など。

世の中に出回っている突っ込みを入れたくなるような問題に対して答えは出ています。自己の中で問題提起と解決を繰り返すことによって問題解決のアイデアを出す為の引き出しも増えるということです。

ディレクターとしてお客様とどう関わるのか?

パルムゲートにとってのディレクターはクライアント様の窓口にあたります。クライアント様から伺わせていただく問題は、はたして「表層の問題」なのか、それとも「真の問題」が存在するのか?これを見定めるのはディレクターとしての仕事になります。ここを見誤らないようにコミュニケーションを図って問題提起し、解決をしてエンドユーザー様にファンになっていただけるようなサービスやホームページ制作に関わっていけるようにならねばなと思った次第です。

書籍の紹介

今回、講師としてお話をしてくださった 株式会社サービシンク 名村 晋治さん は、本も執筆されております。
また今回のセミナーの内容にマッチした本もご紹介していただきましたのでこちらでも紹介させていただきます。

編集後記

今回初めての投稿との事で大真面目に書いてみましたが、先日のセミナーでも名村さんは触れておりましたが、聞くだけではなく自分自身に落とし込むことで理解をする事が出来るというような事をおっしゃっておりました。
私自身、セミナーの時間は極力講師の方の目を見て話しを聞くことを念頭においておりますのであまりメモなどは取らないのですが、わずかながらに取ったメモ書きから原稿を起こして自分以外の人に伝えるということが私にとっての落としこみの作業にあたるかと思いました。

次回からはもう少し噛み砕いた感じで書いていければと思っておりますのでよろしくお願いします。

関連タグ: アイデア  Webディレクター 

関連エントリー