DEVELOPERS BLOGデベロッパーズブログ
- HOME >
- 加藤 正人のデベロッパーズブログ >
- CsvLoader ビヘイビアを使って CSV を一発でロードする Cake Shell
加藤 正人のデベロッパーズブログ
- 氏名
- 加藤 正人
- 役職
- 多分SE
- 血液型
- 秘密
- 出没
- 美味しいもののあるところ
- 特色
- タヒチ大好き。ちょいメタボ。
- 2020/12/15
- CakePHP3 のリダイレクトがうまく行かない例
- 2020/11/12
- Apache Bench
- 2020/10/05
- PhpSpreadsheet でExcel ファイルを読み込む (CakePHP3)
今さらながら、の CakePHP v2.x の話題で恐縮だが、先日 4MB を超える CSV をデータベースに取り込む話があった。
通常なら phpMyAdmin のインポート機能で行うことになるが、この機能はフォームからのファイルアップロードでデータを読み取る。ところが今回のサーバではアップロードファイルサイズに制限 (2MB まで) があるため、この方法では対応できないことが判明した。
テキストエディタでファイルを分割してアップロードも考えたが、CSV が更新されるたびにそのような手間はかけたくない、ということで以前作った CsvLoaderBehavior を Console Shell で使ってロードして対応してみた。
それに先立ち、CsvLoaderBehavior の一部を修正したのでここに追記しておく。
CsvLoaderBehavior クラスの setup メソッドを上記のもので置換することで、テーブルが存在しない場合に表示されるエラーを抑制することができる。
これを使った Cake Shell の例はこちら。
この例では、Shift_JIS コードで記述された CSV ファイルを読み込み、1行目をフィールド名としてスキーマを生成し、data_tests というテーブルを作成してデータを書き込んでいる。
上の例の場合、各フィールドは VARCHAR(512) 型フィールドとして保存される。また既に data_tests テーブルが存在している場合は一旦 DROP TABLE してから新規に作り直す。モデル名は任意の名称で構わない。また、テーブル名とモデル名の関係は CakePHP の規則に任せるのであれば Model 定義は不要。
フィールド型設定が必要な場合は、'schema' パラメータで詳細に設定することもできる。
この方法であれば、アップロード制限のない別の方法 (たとえば FTP 等でサーバにアップロードしてローカルファイルとしてアクセスするとか、あるいは HTTP 経由で見える場所に CSV を置いてファイル名を URL で指定するなど) で CSV を読み取り一発でテーブルにロードできる。
この Cake Shell を cron で実行すれば、定期的に CSV を読み込んでテーブル全体を更新するような用途にも利用可能だ。
2020/12/15
2020/11/12
2020/10/05
2020/09/11
2020/08/03