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加藤 正人のデベロッパーズブログ

加藤 正人

氏名
加藤 正人
役職
多分SE
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秘密
出没
美味しいもののあるところ
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タヒチ大好き。ちょいメタボ。

PhpSpreadsheet でExcel ファイルを読み込む (CakePHP3)

2017/01/20

PhpSpreadsheet でExcel ファイルを読み込む (CakePHP3)

 

CakePHP 2.x では、モデルにテーブルを結び付けない (public $useTable = false;) で利用することができた。(テーブルレスモデル)

これを利用してデータベースにデータを保存しないフォーム、例えば問い合わせフォームのようなものの入力内容のバリデーションを行なう手法がよく使われた。

ところが CakePHP 3.x では Model は実体としては Table クラスで実現されており、実テーブルとの対応付けが必須で「テーブルレステーブル」のようなものはできない。

で、いろいろ調べていたら CakePHP 3.x の公式 Cookbook の左カラムに「Modelless Forms (モデルのないフォーム)」という見出しがあるのに気付いた。

CakePHP 3.x では「フォーム」は独立した機能として定義されているようだ。大まかな使い方は以下の通り。

  1. src フォルダの直下に Form フォルダを作成する (Controller フォルダや Model フォルダの兄弟フォルダ)。デフォルトのインストール作業では作成されないので自分で追加する。
  2. Form フォルダ配下にフォーム定義ファイル、例えば ContactForm.php を作成する。命名規則により、名称は ~Form.php とする。
  3. ContactForm.php では ContactForm クラスを App\Form クラスの拡張して定義し、バリデーションルールを記述する。
  4. コントローラー側で利用する際には new 演算子で $form = new  ContactForm(); のようにして当該 クラスのオブジェクトを生成し、バリデーションは $form->execute($this->request-.data) のようにする。バリデーションが成功した場合は execute() は true を、そうでない場合は false を返す。

なお、バリデーション成功時にフォーム固有の動作をさせたい場合は ContactForm クラスで _execute() プロテクテッドメソッドを定義することで対応することも可能。

関連タグ: Form  CakePHP3