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牧山 直紀のデベロッパーズブログ
- 氏名
- 牧山 直紀
- 役職
- 代表取締役
- 血液型
- O型
- 出没
- 主に南国
- 特色
- サメが好き
- 2016/06/02
- WEBメディア運用事業の開始します
- 2015/11/25
- オウンドメディアとは?構築費用、作り方、運用などに関して解説
- 2015/10/08
- ポータルサイト・マッチングサイトの構築に関するあるべき見積もり方法
弊社ではポータルやマッチング、クラウドソーシングなどWEBメディアの企画、運用を主に行っている側ら、このところよく既存の、また新規のクライアント様より「オウンドメディアって何なの?」という質問をよくいただきます。
印象としては、多くの方が難しく捉えてしまい、結局オウンドメディアって何なのかがふわ~っしてしまっている大変ケースが多いので、より伝わりやすいように「オウンドメディアとはいったい何なのか?」を掘り下げていこうと思います。
オウンドメディアとは、英語では「OwnedMedia」と表記し、Owned(自信で保有している)Media(メディア)を意味します。
メディアは一般的に知られた言葉でありますが、あえて日本語にすると、「媒体、伝達手段」を意味します。
つまりオウンドメディアとは、「自分自身で保有している媒体」という意味合いになるのです。
自分自身で保有している媒体?
であれば、会社が保有している一般的なコーポレートサイト、企業サイトもオウンドメディアと呼べるのではないか?
そこを掘り下げることとでオウンドメディアの役割が見えてくると思います。
オウンドメディアと企業サイトの違い
企業サイトは、一般的に自社の公式な情報のみを配信します。公式な情報とは、提供しているサービス概要や、会社の強み、会社概要やセミナー情報など、配信する情報すべての軸がその企業となっています。
軸が企業となり、極めて公式性が高いサイトなので、サイト内に設置するコンテンツの幅はどうしても一方的・狭まりがちで遊びが無く、見方によっては「見えた目は良いが無機質なホームページ」に見えてしまう事も少なくありません。
面接に例えると分かり易いと思います。企業サイトとは、いわば、「限られた時間内で行う自己紹介」に近いです。限られた時間で行う自己紹介は、どこかぎこちなく、ありきたりになってしまいます。あまり変なところを見せれないので仕方がないですよね。それに緊張もしますし。
ただ自己紹介すらまともに出来ないのはだめだよね、という理論もそこにはあります。つまり企業サイトすらまともに持ってないのはだめだよね、という事で、企業サイト自体の存在価値はもちろん絶大的にあります。
私自身もよく面接を行う立場にあるのですが、15分~30分の面接では、その人を知ることはほとんどできません。ですので会社に入ってほしい人材は、必ず食事を一緒に食事に行くようにしています。
一緒に食事をすることで、より緊張もほぐれ、面接上の自己アピールだけではない、その人の本質を知るための情報を収集することが出来ます。同じ釜の飯を食う、というわけではありませんが、それでも小一時間、会社から離れた環境で時間を共にすることで、実は面接では緊張して話せなかったことなどを引き出す要因にはなるはずです。
まさに、オウンドメディアの役割はこの面接後の食事に近いものがあるのです。企業サイトでは遊びをきかすことが出来ないため、コンテンツの制限事項が多く、その企業の本来の姿(良いところも悪いところも含めて)を出しきることは困難ですが、オウンドメディアという形で、公式な情報から外れた、その業界の幅広いウハウや、知識を配信することで潜在的なユーザを流入させ、ファンになってもらい、より会社のサービスを知ってもらうことが可能になってくるのではないでしょうか?
企業サイトは持っていて当たり前。皆さんご存知の通りそんな時代です。
ホームページを制作する技術も随分と一般化され、それこそ1日でさくっと企業サイトを作れてしまうツールなども多い現在、どの企業サイトも、ある一定レベル以上のデザインで、パッと見、信頼感をアピールするという意味ではよくできています。ただ企業ホームページは上記の通り自己紹介としての役割が大きいため、真面目なサイトになってしまいます。
そんな真面目なサイトが会社の数だけ存在し、どこも同じような企業サイトであれば、サービスを探している人たちは、ホームページのみでどこの企業が良いのかの比較・判断が難しくなります。
そんな中、企業の事を深く知ってもらい、すぐにではないにしても、将来的に売上に貢献してくれるようなファン獲得するために、競合から一歩引き離そうと自社サイトをメディア化したり、オウンドメディアを別途保有する企業が増えてきているのです。
オウンドメディアって、どんな構成なの?
オウンドメディアは多くの場合、その企業から配信される記事の集合体という形になっている場合が多いです。簡単な話、機能的にはブログです。
ただ、企業ブログというと、新製品のリリース情報や、休みの案内、会社としての公式の情報を配信する一方性なイメージですが、オウンドメディアでは、自社のことだけにとらわれない、その業界全体のユーザにとって有益な情報を配信し、ユーザとの接点を持ち、より身近に感じてもらい、ファンになってもらうことを目的とするため、機能的にはブログでも、レイアウト、デザインであまりブログを意識させないようになるケースが多いです。
メディアっぽく見せているサイトが多く、ただメディアっぽいってどんな感じ?と思われる方も多いと思いますが、ブログだと、記事のタイトルと、本文が投稿日順にだ~っと羅列してあり、左か右のカラムに最新の記事のタイトル、月別アーカイブなどを配置しているいかにもブログ的なレイアウトが多いです。
メディアになると、記事単位で画像をより有効的に配置してビジュアルで記事の内容が分かるように配慮しているサイトが多く見受けられます。
ただ繰り返しますが、機能的にはブログなので、導入費用はそんなに高額にはなりません。
弊社にて提供させていただく場合は、独立したサイト、または既存サイト上でワードプレスが正常に動作しそうであれば、ワードプレスでさくっと作ってしまいます。
その場合、PC版、スマホ版両方で約30万円前後の構築費用となります。
最近多いのは、企業サイトのオウンドメディア化のご依頼、あとは弊社が元々提供しているポータルサイトへのオウンドメディアの導入です。
企業サイトのオウンドメディア化とは、企業サイトは既に持っており、新たなユーザ獲得のため、オウンドメディアを企業サイトのデザインにあわせて、あえて分離せずに企業サイトに引っ付けるパターンです。一番分かりやすいのは、まさに今読んでいただいているこの記事です。
今読んでいただいているこの記事は、弊社のパルムゲートの公式企業サイトの中にメディア機能を実装して、その管理機能により書かれているものです。
企業サイトとは全く別に、分離させた形でオウンドメディアを運用されているクライアントも多くありますが、特にどちらにもメリット、デメリットはないように思えます。
次に、ポータルサイトへのオウンドメディアの導入に関して、例えば、看護に関する求人サイトを運用していたとして、求職者にとって一番必要なコンテンツは求人情報です。
ただ求人情報の充実度だけで集客をするのではなく、看護師として働く人にとって有益な情報を幅広く配信するオウンドメディアを保有することで、今すぐに転職を考えている看護師の方だけではなく、これから看護の資格をとり、就職を考えている人、今すぐではなく将来的に看護師になりたいと思っている方、また転職はそもそも考えていないが、他の悩み事を解決しようとしている看護師の方など、幅広くユーザを獲得していくことが可能となります。
オウンドメディアではその業界の幅広い情報を配信するため、専門性の高さをアピールすることができ、それがその企業のファンに繋がることも考えられます。看護師の求人サイトを運用する場合、看護師に関する幅広い情報を配信することで、看護師業界に詳しい、専門性が高い企業が運営しているという安心感を抱いてもらえる役割も担っているのです。
企業サイトをメディア化したメリット
弊社のこの企業サイトも見た目はオウンドメディアぽくはないのですが、やっていることは同じです。更新しているのは主に私と弊社のSEになります。私はSEOや、ポータルサイトビジネスなどに関する記事を、SEはプログラミングに関する記事をアップしています。
弊社の企業サイトは一度リニューアルしているのですが、その随分と前から同じように記事を配信しており、5年以上はこの形式(企業サイトにオウンドメディアを導入する)で企業サイトを運用しており、以下のようなメリットを感じております。
幅広いキーワードでの流入がある
一般的に配信される企業からのお知らせやリリース情報などのように、配信する情報に制限がなく、自由度の高い記事を書くことができるため、その記事に見合ったキーワードでの流入を見込めます。
専門性をアピール
SEが書いている記事に関しては、専門性が高く、システムに詳しい、というアピールにも繋がっており、それがクライアントへの安心感にも繋がっています。
ソーシャルで拡散される
ユーザにとって有益度が高いコンテンツはソーシャルで共有されやすく、勝手に拡散してもらえる。
時間を有効的に使える
クライアントへ提出する資料作成の際に、過去に書いた記事を流用できるため、それらの資料作成にかかる時間をかなり圧縮できる。また、提案時にも使える記事のストックがあると大変便利である。
弊社企業サイトを含め、保有しているサービスサイトは、出来る限り、専門的な記事を入れ込むようにしており、その結果起業してからほとんど広告費用をかけず、プッシュ営業もせず、WEB経由のみで安定した反響数を獲得しているのです。
オウンドメディアを上手く活用することで、御社の主軸ビジネスに大きな化学反応を起こすことができます。これは自社で長年経験している実績から得ている事実なので、自信を持って導入をおススメできます。そんなに費用もかからないですしね。
この記事を読んでいただき、オウンドメディアを作ってみたいな、興味がある!という方は、是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。
2020/12/15
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