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牧山 直紀のデベロッパーズブログ

牧山 直紀

2012/11/29

メタタグのタイトルの付け方でアクセス増加を狙う

 

施策するのが当たり前の内部SEO対策の基本

弊社では内部SEOの基本を捉え、外部SEOは出来れば避け、コンテンツに重視した検索エンジン上位表示対策に力を入れています。

内部SEOとは外部的要因(被リンク関連)に頼らず、サイトの構造、作り方に注力して検索エンジンの上位表示を達成するための施策を意味します。

ただ単に外部サイトから被リンクを貼り付けて、サイトの順位を上げようというシンプルな発想である外部リンクに比べて、内部SEOは、かなり奥が深く、中には都市伝説的な、精密な検証結果が発表されていない施策方法も数多く存在します。

より複雑化する内部SEOの施策方法もよくよく考えてみるとシンプルで、ユーザの視点からすれば「そりゃそうだ。」と思えるものがほとんどなのです。

度重なるGoogleのアルゴリズムのアップデートにより、サイトのコンテンツがより重要視され、外部SEOはサイトの順位を上昇させるどころか、逆に順位を下げてしまうスパムと判定されることも今では珍しくありません。

ですので、弊社ではユーザーが求める価値のあるコンテンツを作成し、保有するという行為自体が最強のSEOであり、そのコンテンツと基本を徹底した内部SEO施策とが意図した形で上手く検索エンジンに高評価を与えるのだということをクライアントに提唱し続けているのです。

弊社ではポータルサイトやマッチングサイトなどのメディア系を多く扱う分、そのほとんどがデータベースを使い、システムが大きく関連するウェブサイトになります。

サイト上でページが自動で作られるようなサイトを設計する際に、生成されたページがしっかりと効率よく検索エンジンにインデックス(登録)されていくようにプログラム、ソースを書いてあげる必要があります。

そこで、当ページでは、ウェブを制作する会社であれば、当然施策しているだろう、施策するのが当たり前といわれているSEOの基本中の基本といわれているテクニックと、システムが関連するサイトの場合に気をつけたい内部SEOの中でもとりわけ重要視されている「メタタグのタイトルの付け方」に関してご紹介したいと思います。

タイトルの設定が重要

最適化されたメタタグのタイトルの設定は、内部施策SEO対策の中でも一番重要といえる上位表示のための有効な要素と言えます。

そのタイトルの設定方法にもちょっとした工夫を入れることで、劇的にアクセス数を増やすことが可能ですので、そのテクニックを解説してみましょう。

タイトルはコンテンツと関連している必要がある

タイトルはそのページに掲載されているコンテンツが何なのかを表現するページの一番重要な見出し文章となります。

そしてその見出し文章であるタイトルは、検索結果のタイトルとして表示がされ、検索される際にキーワードがそのタイトルに入っているか、いないかで大きく順位に影響があります。

ですので、当然タイトルはページごとに異なるべきであり、他のページと絶対に重複しないようにしておくことで、サイト内に存在するページ数に比例するキーワード数で検索エンジンからユーザーを誘導することが可能になります。

例えば、当サイトのトップページのタイトルは「WEBを駆使した売上UP/トータルサポートを提供 株式会社パルムゲート」と設定されておりますが、下層ページには全て違うタイトルが振り分けられるようになっています。

今皆さんに見ていただいているこのページのタイトルは「メタタグのタイトルの付け方でアクセス増加を狙う|株式会社パルムゲート」となっており、「メタタグ、タイトル、付け方、アクセス、増加」などと少し欲張った数のキーワードで検索エンジンに拾われようと対策をしたタイトル付けをしています。

ただ、やみ雲に引っかかりそうなキーワードをタイトルに散りばめても、一時的に検索結果のどこかには表示はされるものの、直帰率(ウェブサイトにアクセスした人が、入口となる最初の1ページを見てサイトから離脱すること)や、サイト上での滞在時間などが著しく低下してすぐに検索結果の下位に移動してしまいますので、キーワードはコンテンツに関連したもので、最適化を考える必要があります。

タイトルに入れるキーワードの検索ボリュームを事前に分析

タイトルに入れるキーワードは事前にGoogleが提供しているキーワードアドバイスツールなどで月間の検索ボリュームを調べておきましょう。これを徹底するかしないかで、サイトへのアクセス数は大きく変わります。

たとえば、〇〇市にて不動産業を営んでいる場合、「〇〇市 不動産」と上位表示させたいのは当然ですが、関連するキーワードでも上位表示を狙いたいはずです。

「名古屋市 事務所」では、月間でわずか数百程度の検索ボリュームしかありませんが、「名古屋市 オフィス」だと、月間万単位、つまり百倍近くの検索ボリュームがあります。月間ボリュームが大きいほど競合も大きくなるので、上位表示も比例して難しくなりますが、これを知ったうえでタイトルを付ける、またページ内のコンテンツを調整することで大きく検索結果に影響を与えるのです。

また逆に、あえて検索ボリュームが少なく、ピンポイントで競合が少ないキーワードに対策をかけることも可能になってきます。数万の検索ボリュームではなく、数百の検索ボリュームがあるキーワードを一つずつ時間をかけて、広くコンテンツを作成することにより、ユーザーを集める間口を広げることも可能です。

ポータルサイトの制作を考えている人は、ポータルサイトの成功事例、ポータルサイトの構築費用、ポータルサイトの実績、ポータルサイトのデザイン、ポータルサイトの集客、ポータルサイトの失敗など様々な複合キーワードで検索エンジンにて検索をしていることがキーワードアドバイスツールから把握できます。

そこから逆引きして質の高い、ユーザーに有益なコンテンツへと落とし込む方法も一つの有効なSEO対策と言えます。

やってはいけないタイトルのつけ方

キーワードを連続して何度も使うのはNGです。タイトルタグ内に入れ込んだキーワードの数は、検索結果順位に相関関係はありませんので、一つのキーワードは一つの記述に抑えておきましょう。

また上記でも述べましたが、コンテンツと無関係なキーワードを入れても、結果的には順位を下げる要因になるだけです。不動産の例で言えば、「名古屋市 事務所」というタイトルを付けているのにもかかわらず、全く関係のないコンテンツが表示されていれば、ユーザはすぐにそのページから離脱します。それらの履歴はすべてGoogleからするとマイナス要因に働いてしまいますので、注意しましょう。

最後に上位表示したいキーワードを後ろに持っていくより、前にもっていきましょう。タイトルは検索結果のタイトルとしても表示がされるため、文章として成り立っていることが前提ですが、今見て頂いている当ページの場合、「メタタグのタイトルの付け方でアクセス増加を狙う|株式会社パルムゲート」としており「メタタグ、タイトル、アクセス、増加」を前に持ってきています。ここであえて複合で検索される必要のない弊社名を前に持ってきても意味はありません。社名はなくても良いぐらいだと思います。

動的なページが多いサイトに気を付けるべきタイトルの付け方

動的ページとはダイナミックページとも呼ばれていて、読み込む度にプログラムが介在して、毎回異なる内容のデータを出力するページのことを意味します。.phpや.aspなどが一般的ですね。

これらの動的なコンテンツを扱う場合、たとえばヘアサロンを検索するポータルサイトと仮定した場合、登録されているヘアーサロンの数だけ、動的なページが存在することになります。

SEO的には当然それらのヘアーサロンのページが個々として検索エンジンに認識されインデックス(検索エンジンに登録される)された方が、サロンの数だけそれに比例してサロン名での検索ヒットを期待できます。

その場合、注意しなくてはいけないのが動的にプログラムがタイトルタグなどをデータベースから読みこんで表示をさせるため、他のページと重複しないように、システム側で制御されるようになっているか?という事です。

たとえば、パルムゲートヘアサロンの場合、「パルムゲートヘアサロン|サイト名」となる必要があります。これがすべてのページ共通で「サロン詳細ページ|サイト名」とかになっていると最悪ですね。ヘアサロンが1000件登録されているのに、1000ページ同じタイトルであれば、せっかくの検索されるはずの1000個のヘアーサロン名はこのサイトではSEO上何の意味もなさないキーワードになります。

すべてのページが固有のタイトルになっている。当たり前と言えば当たり前なのですが、サイトがシステマチックになった瞬間に、そのハードルが多少ですが上がったりしますので、動的なサイトにもしっかりとタイトルが動的に付けられるようにしておく必要が有るのです。

これらは、タイトルだけに言えることではなく、キーワードやディスクリプションにも同様のテクニックが有効なので、タイトルだけでなく、キーワード、ディスクリプションの最適化も忘れずに施策をしておきましょう。

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