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加藤 正人のデベロッパーズブログ
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最近は新規構築するシステムは CakePHP 2.x で実装している。1.3 からかなり機能が変更されているが、便利になったと言える。
しかし Fedora 17 の PHP 5.4 とは相性がちょっと悪い。
PHP 5.4 になって E_ALL で E_STRICT が既定値で ON になっているため、CakePHP の多くのプラグインで警告が多発するのだ。(大抵は「定義時の引数と呼び出し時の引数の個数や型が一致しない」というやつ。)
CakePHP では実行時に Core 内で自分で error_reporting() を設定しているので、php.ini や .htaccess で error_reporting を設定しても書き換えられてしまう。書き換えは {$APP}/Config/bootstrap.php の実行より後で行われるので、bootstrap.php 内で error_report(E_ALL & ... ) をやっても上書きされてしまう。
かといって Fedora 17 の PHP を 5.3 にダウングレードするのは避けたいし、Core ライブラリを自分で書き換えるのはバージョンアップがあって Core のソースを入れ替える場合に面倒だ。
困って Cake 2.x のドキュメントを眺めていたら、Cake 2.x では Error コンフィギュレーションが定義できるようになっていた。これを利用して {$APP}/Config/bootstrap.php で
Configure::write('Error.level', E_ALL & ~E_DEPRECATED & ~E_STRICT);とすることでとりあえず PHP 5.4 でも CakePHP 2.x を (警告を出さずに) 実行できるようになった。
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