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牧山 直紀のデベロッパーズブログ
- 氏名
- 牧山 直紀
- 役職
- 代表取締役
- 血液型
- O型
- 出没
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- 特色
- サメが好き
- 2016/06/02
- WEBメディア運用事業の開始します
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- オウンドメディアとは?構築費用、作り方、運用などに関して解説
- 2015/10/08
- ポータルサイト・マッチングサイトの構築に関するあるべき見積もり方法
検索サイトを運用する上で気をつけるべき0件表示対策
ポータルサイトとか、マッチングサイトなどを主に扱う我々としては無視できない、以下の記事に対する対処法が無いのかを考えていきたいと思います。
「検索結果0件のサイト内検索ページやレビュー件数0件のレビューサイトをGoogleはどう扱うか」
上記の記事に関して簡単に言ってしまえば、
検索結果ページを量産してページ数を稼ぐ手法は、一歩間違えると、今後のパンダ、ペンギンなどアルゴリズムのアップデート時に影響があるよ。
インデックスされる構造になっている検索結果ページを量産したって、結果0件のページなんて、例え内部SEO対策がしてあってもインデックスさせないからね。だってユーザからしたって0件のページに訪れたってメリットないでしょ。
ということです。
まぁ、当然ですけどね。
「質が伴わなければ意味が無い⇒プロテインとSEOの関係」でも説明していますが、コンテンツが充実しているという条件下での検索ページの量産は効果は高いといえます。
※サイト内検索結果を量産・インデックスさせる概念・必要性に関しては質が伴わなければ意味が無い⇒プロテインとSEOの関係を読んでいただければと思います。
ユーザ視点=Google視点
例えば、ホームページ制作会社を検索するポータルサイトを例に考えてみましょう。まずGoogle視点ではなく、ユーザ(サイトへの訪問者)の視点から見ていきます。そうすれば、必然的にGoogleの視点も見えてくるからです。
登録している企業が10件しかない、またそれが東京都に集中している場合、47都道府県から検索が出来てしまうこと自体に問題があります。
完全なるユーザ視点に立つのも構造的にどうかとは思いますが、あえてそのような構造にするなら東京都以外の46都道府県は、検索結果が0件。最初から検索結果が0件なのであれば、そもそもそこは検索できないように対処すべきなのです。
なぜ検索できないようにすべきかというと、0件の検索結果をユーザは求めていないからなのです。
愛知県のホームページ制作会社を探しているのに、愛知県を選択して検索結果が0件の場合は、そのサイトから離脱するでしょう。
運営事務局としては、そこは営業力でしっかりと全国の業者が記載されるように努力をしなくてはいけません。
このユーザと同じ考え方をGoogleもしているのですね。
検索結果ページをGoogleにインデックスされるように量産する構造にするのは、そこまで難しい技術ではありません。
大手求人サイトや、大手不動産関連のサイトは当たり前のように取り入れている手法になります。
都道府県のみの検索結果でも47ページ。これに市区を掛け算すると数千ページ。そこにこだわり条件、路線、駅などを掛け算すると青天井にページを量産することが可能です。
極論、登録している企業が10件しかないポータルサイトでも、100万ページもの検索結果ページを一気にインデックスさせる形で量産させることも可能なのです。
もちろん、量産するだけでなく、URLの最適化、メタタグの最適化も必須ですが、ただ単純な理論で、100万ページを量産したとしても、99万9990ページほど、つまり量産されたページの99.99%以上が0件の検索結果となり、ユーザからしてみれば、たとえ「愛知県名古屋市のポータルサイトを扱っているホームページ制作会社一覧」という最適化されたページがインデックスされており、サイトに訪れても、結果が0件なので、ユーザの動きとしてはそのページに長時間居るわけも無く、直帰率、離脱率も高く、滞在時間は著しく短く、PV数も低い、評価はマイナスだらけのページになってしまうのですね。
そんなページは最初からインデックスさせないよ。というのがGoogleのポリシーなのです。
インデックス対象となる検索結果0件のページには一工夫を
では、どうすればいいのか?というと、色々方法はありまして、まずそもそも検索結果が0件の場合のみ、そのページにはnoindexタグを挿入してインデックスさせないという手法。
また、これもそもそもなのですが、検索結果0件のページにはたどり着けないようにする。GoogleBotもたどり着けないように徹底的に0件ページはふたをしておくことで、インデックスされる可能性は回避できます。
これと、0件時のnoindexタグを組み合わせれば、ユーザとGoogle両方に無駄なページを閲覧させずにすみます。
ただ、、、運営側の本心としては、例え0件の表示の場合でも、そのページをインデックスさせて、検索エンジンから人を呼び込みたい希望は捨てられません。
ユーザにとって、そのページの検索結果が0件の場合必ずしも離脱してしまうのか?
それは、情報の見せ方、出力方法である程度は回避できるのでは?と思うのです。大手求人系のサイトではごくごく当たり前のほうに実装されている機能なのですが、検索結果が0件の場合は、その検索結果の条件を緩めればこんな求人も見つかるよ、と提案をして、出来る限り0件を前面に打ち出さないような仕様になっています。
例えば、愛知県名古屋市西区のIT関連の求人を探している人に、検索結果が0件の場合、IT以外の求人を提案しても反響に結びつかないので、職種ではなくエリアである、名古屋市西区の近隣の市区のIT関連の求人を提案して、結果として表示してあげる事はユーザにとってもメリットはあります。
求人情報の地域情報からプログラムで緯度経度を計測し、その半径から一定距離にて他の求人情報を導きさらにITに絞って、それを結果として提案、ということも可能になります。
Googleがページネーション(前 1 2 3 4 次へなどの表示)や、表示件数(〇〇件中〇〇件を表示しています)や、検索結果は見つかりませんでしたなどの表記をすべて解読して、そのページは検索結果が0件だ、と判断しているかどうかは定かではありません。
しかし、例え0件の検索結果だったとしても、ユーザにとって有益情報を提供できるような設計であれば、おそらく厳格にそれらのページをインデックスさせないという手法はとらないと思うし、実際に弊社で作成したサイトでも0件ページが上位には表示されにくくはあるがしっかりとインデックスがされているという実績も多数存在します。
検索結果は見つからなかったけど、この条件で見ている人はこんな求人も見ていると、という具合です。あくまでも過度な施策はやめておいた方が良いという事なのですね。
10件しか検索対象となる企業がいないポータルサイトで、100万ページの検索結果ページを量産するのではなく、1000件の質の高い検索対象を集め、1万ページの検索結果ページを量産する。そのバランスが重要なのです。
ジョブセンスなど内部的SEO、構造的SEOが緻密に計算され施策されているサイトは、検索対象ページ数の約10倍~20倍の検索結果ページを生み出しています。求人情報が100件であれば、1000ページの検索結果をうまくインデックスさせる。求人情報が1000件であれば、1万ページの検索結果をうまくインデックスさせる。
おそらくそれが限界であり、それ以上は量産しない方が良いという事なのかもしれません。
構造的SEOは諸刃の剣ともなり得る、扱いの難しい武器という事を認識したうえで、今後は設計をしていかなくてはいけないという事でしょう。
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