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牧山 直紀のデベロッパーズブログ

牧山 直紀

2014/05/21

過度な構造的SEOもやりすぎはNG!!

 

被リンクでジョブセンスがペナルティを受ける?

最近、あの成功報酬型で巷をにぎわしていたアルバイト求人サイト「ジョブセンス」がGoogleよりペナルティを受けて大きく順位を下げており、これを受けていよいよ本気でSEOに対する取り組み方を考慮しないと、、、と動き出している企業さんも多いようですね。

http://netgeek.biz/archives/12552

ジョブセンスが順位を下げている件に関しては上記を一読いただきたいのですが、私個人の意見としては被リンクのみがペナルティの対象になっているとは思えないのです。

もちろんお金を支払って購入していると簡単に把握できるような質の低い被リンクは完全にペナルティの対象となる事は皆さんご存知だと思います。Googleが実施したペンギン、及びパンダアップデートがSEO業界を震撼させたのはまだ記憶に新しいです。

ただ、質の悪い被リンクによって課されるペナルティにもおそらくレベルが存在するはずです。

その証拠として、弊社でコンサルティングを行っているサイトで、被リンクを買っているサイトがある(あった)のですが、ペナルティの受け方が様々なのです。

例えば、コンテンツが薄く、被リンクのみでしか上位表示を達成できていなかっただろうサイトは、大きく順位を落とすか、圏外、または検索ワードでそもそも表示がされない、などのペナルティを課されています。

被リンクという名のはしごを外されるだけでなく、落とされた衝撃で足の骨を砕かれ、立つことが出来なくなる、残酷なたとえですがそれに近い感じです。

ただ、あくまでも予想ですが、被リンクが無くても上位表示を達成できているだろうサイトはあまり順位を落としていません。

それも、被リンクなしで1位に貼りつきっぱなしになるような、質の高いサイトは重度のペナルティを受けた同じ質のリンクをもらっていても、順位を全く下げませんでした。

その理由として考えられるのが、検索順位を上げるプラスのスコアリングが莫大なため、例えペナルティで課されるマイナスのスコアリングが多大であっても、莫大なプラスのスコアリグと差し引きしても、まだプラスのスコアリングがたんまり残っており、その差し引き後のプラスのスコアリングがしっかりと上位表示に働いてくれているのかなというところです。

リブセンスの場合は、実際にコンテンツも充実しているため、プラスのスコアリングも相当大きいはずです。ですので、例え被リンクの数が多く、それらが悪質だとしても、実際に取得しているプラスのスコアリング要因(滞在時間、直帰率、サイト内PVなど)が勝るはずだと思うんですね。

被リンクのみにでこのような実ユーザによって多くの実績・スコアリングを稼いでいる大手のサイトの順位を変動させられるのであれば、悪戯に競合サイトを陥れることも可能となってしまうので、被リンクのみが今回の順位下落のペナルティの原因と考えるのは、ちょっと大げさな感じもするわけです。

過度な構造的SEOも今後はペナルティの対象となり得る

質が伴わなければ意味が無い⇒プロテインとSEOの関係

上記にあるように、構造的なSEOをより深く意識して、サイトを構築していくことが今後重要視されていきます。

H1タグやキーワードの出現率のような小さな対策も怠っては良いとは言いませんが、特にポータルサイトなどの場合は、効率的にページ数を生成して、それらが検索エンジンに拾われるような作りになっているサイトと、そうでないサイトのアクセス数は大きく差が広がります。

カカクコムを運営している食べログなんかは、下層の店舗一覧(検索結果)ページのページが実に効率的に検索結果にインデックスされる(拾われる)作りになっており、エリア×食のカテゴリでは、ほぼ必ずと言ってよいほど1位に表示されます。

名古屋市西区×ラーメンと検索すると、やはり食べログが1位と2位を独占しています。ここ数年動かずです。

食べログのトップページから愛知県⇒名古屋市西区⇒ラーメンと下層ページに下りていくと、この「名古屋市西区×ラーメン」と検索をしてGoogleの検索結果1位に表示されているページと同じページに辿り着くくわけですが、店舗のページよりもむしろこのような間(トップページと店舗詳細ページの間にある大量のサイト内検索結果ページ)のページが効率的に検索エンジンに拾われることで、多くのキーワードの対策が可能となり、同時に多くのアクセスを稼ぐ構造とすることが可能です。

ポータルサイトのような検索サイトの場合、食べログが良い例ですが、店舗名で検索をする人よりも、エリア名や、食のカテゴリ名を掛け合わせて検索をする人が圧倒的に多いです。

食べログの場合、トップページから47都道府県にワンクリックで下りれるようになっているのですが、ここですでに47ページ存在します。

47ページの下には、それぞれの都道府県の市区のページがあります。また、それぞれの都道府県には、路線、駅のページが存在します。

また更にその下層には食のカテゴリのページが存在します。

愛知県(47都道府県)

市区(1都道府県に約50ほど存在する)

ジャンル(たしか350前後)

を掛け合わすと、47×50×350=なんと82万通り。

愛知県名古屋市西区のラーメンは、まさにこの82万通りの1パターンであるだけで、他にも数十万パターンで食べログは検索エンジンに網目の細か~い網を張り巡らせて、どんな小さな魚も逃がさない仕様になっているのです。

正確には、沿線、駅も存在するので、数百万通りでキーワードの組み合わせて拾われるわけです。

食べログのURLの前に「site:」を付けて、Googleで検索をするとそのサイトの下層ページが何ページGoogleにインデックスされている(拾われている)かを確認することが可能です。

驚愕の数字なのですが、700万ページ以上がインデックスされているのです。この700万ページがいかに、すさまじい数字なのかが理解し辛いかもしれませんが、すごいんです。

ポータルサイトを今まで数多く手掛けてきましたが、この数字は遥か遠い、異次元の世界なわけです。

Googleにそれだけのページが拾われているという事は、それだけのキーワードで検索に引っかかる可能性があるという事になります。

700万という事にもなれば、大げさではなく、ほぼグルメ関連の全てのキーワードを網羅しているといえましょう。またそうするべく、下層ページを生成しているのです。

では、大量にこの間のページを吐き出せばそれで良いのか?

構造的に検索条件を掛け合わせたページを吐き出せば、それでGoogleにそれらのページが全て高評価を受けて、上位表示が達成できるのか?

そうではありません。

私の予想では、ジョブセンスは大量にこの中間ページをGoogleが意図しない形で生成しすぎたのかな??と思うのです。

構造的SEOの観点で目を凝らしてジョブセンスを分析すると、ジョブセンスがいかに構造的に最適化された、Googleの好むサイト設計になっているかを理解できます。

深くまで見れば見るほどよく出来すぎており、怖くなるほどです。よくテレビなどでは成功報酬のビジネスモデルのみが取りざたされていますが、それが成功の全てだとは到底思えません。

極論かもしれませんが、むしろ徹底した内部SEOの構造が現在のジョブセンスをここまで成長させたとも言えるのでは、と思えるぐらい、緻密で、計算しつくされた内部SEO施策がされています。(もちろん営業努力や、運用フローの構築など様々な要因と重なってですが。)

ユーザが検索してくるだろうキーワードを網羅しすぎる過度なページ生成により、重複するページが量産され、ユニーク性が薄まり、などなど、、、原因は一つではないと思うのですが、過度かそうでないかのボーダーラインを知っておかないと、良かれと思っている施策がペナルティとされてしまう可能性も十分にあります。

今回のこのジョブセンスの出来事を意見しているブログやコラムを見てみると、「Googleの検索のみに頼るWEBメディア事業は怖い」という意見が大変多いのですが、私はそうは思いません。

WEBメディアとGoogleは運命共同体です。

ジョブセンスを運営しているリブセンスだって、それを分かったうえでとことん勝負しているはずであり、こんなことは想定内なはず。

むしろ、SEOの力でここまでのし上がる事が出来るという、大きなベンチマーク・指標・目標となったと考えるべきです。

内部SEO施策は、やはりプロテインと似ています。(筋肉ネタですみません)

質が伴わなければ意味が無い⇒プロテインとSEOの関係

摂取の量、タイミングを間違えば効果は得られず、脂肪がつくという逆の効果として働きます。

内部SEOも同じです。サイトの規模に合わせた施策のボリュームと、タイミング。これを間違うと、とんでもないことになってしまいます。

緻密に計算しつくされた施策が過度なSEO対策としてみなされ、もろ刃となってしまう可能性が多いにある、という事を知らされた今回のこの出来事は、ポータルサイトやその他メディア運営をサポートしていく弊社にとって、内部SEOさえも付き合い方をしっかりと考えないといけないという事を改めて意識させてくれました。

最近はジョブセンスと同じような内部構造手法をとっているサイトも多いのですが、それでもジョブセンスは随分と先を走っている感じがします。ジョブセンスが具体的にどんな内部SEO対策をやっていたのか、まったく掘り下げず申し訳ないのですが、興味のある方は一度ジョブセンスを分析してみると面白いかもしれません。

とにかく、SEOとは?と深く考えさせられた出来事でした。

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