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牧山 直紀のデベロッパーズブログ
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マッチングサイトのデザインの在り方
マッチングサイト、即ちBtoB、BtoC、CtoCだったらどのパターンでも2者または3者以上の登場人物が存在します。
その場合やはりデザイン、レイアウトに相当気を使う必要が有ります。
発注者か受注者かどちらに重きを置くかでサイトのレイアウト、デザインも大きく変わってきます。重きを忘れ、バランスを取りすぎるとかえってユーザを迷わせてしまい、サイトから離脱させて、価値あるユーザを逃しているケースも実は少なくありません。
求人サイトで例えると解りやすいですね。どの求人サイトも求職者に重きを置いてサイトを設計しています。どの求人サイトのデザインを見ても求職者の視点から、求人情報を検索して、という流れになっており、絶対に迷わないようになっています。
求人企業に対するコンテンツは、目立つようで目立たない箇所にボタンなどで「採用ご担当者の方はこちら」などといった表現で、ポツンと表現されており、求職者が個々に間違って入ってくることはそうはないでしょう。
マッチングは受発注両者に重きにくいのでデザインでユーザフレンドリーに表現
ただ、マッチングサイトになると求人サイトのように簡単ではありません。
受注者にも発注者にも同等のコンテンツを見せる必要が有るからです。
BtoBマッチングサイトの老舗である楽天ビジネスを見てみましょう。
左ナビには外注先を探す導線が確保されております。これは発注者向けのコンテンツです。発注者が、どんな外注先がいるのかを検索できる箇所です。
ただ真ん中のカラムに、一括見積案件が配置されておりますが、これは受注者向けのコンテンツです。受注者が、登録されている案件を検索してエントリーする機能です。
そして右側には企業ランキングや、新規出店企業など発注者向けのコンテンツが配置されています。
今となってはこれがオーソドックスな形となっているので、わかる人にはわかるのですが、これが他の分野のマッチングサイトで同じ構成だと、やはり迷ってしまうと思うのですね。
そこでデザインが重要になってくるのです。
例えば、上記の楽天ビジネスのようなサイトであれば、まず、受注者なのか?発注者なのか?を目立たせて聞いてあげ、まずはサイトがどのような機能を持っているのか、どのような役割を担っているのかをわかりやすく表現しているページに遷移させてあげる。とにかく迷わないように配慮してあげる事で、会員獲得のコンバージョンは大きく変わってくると思います。
後は、流れを簡単に記載してあげる事で、ぱっとみて、このサイトで何ができるのか?を瞬間的に理解してもらうことが可能になります。
上記のサイトは弊社で構築したマッチングサイトの成功例の一つなのですが、受注者である翻訳者・通訳者も、また発注者も迷わないように配慮したデザイン、レイアウトを心がけました。
コンテンツ自体は、楽天ビジネスのように発注者向け、受注者向けが混在して、賑やかさをアピールしているのですが、それだけでは、何のサイトがわかるようでわからないサイトになってしまうので、メインビジュアル画像にてサイトの趣旨をキャッチで表現して、その下には、お仕事を依頼される方はこちら、通訳翻訳者の方はこちらという導線を確保して、目的のページまで導いています。
まとめ
- ・マッチングサイトは複数ユーザが存在し、どのユーザも軽視できない。
- ・どのユーザがサイトに訪れても迷わないデザイン、レイアウトにする必要がある。
- ・そのためには、導きたいページへの導線をわかりやすく配置する必要がある。
- ・複雑さを排除することで、会員の離脱を防ぐ。
以上のように、簡単なことのように思えますが、実はこれが出来ていないサイトが大変多く、無意識に潜在的ユーザを逃がしてしまっているのです。
ユーザ導線にもこだわったデザイン力、これもWEBメディアの運用には必須なのだと思います。
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